
本稿では、AQUA(アクア)の「AQR‑26R2(262L・幅60cm・3ドア・右開きタイプ)」を実機で使った感想を、スペック/収納力/冷凍室の使いやすさ/省エネ性能/使い勝手とデザインの観点からレビューします。
キーワードは “AQR‑26R2” です。
製品概要と特徴スペック

AQUAのFREEZIA+シリーズに属するAQR‑26R2は、定格内容積262L、幅600mm、奥行685mm(キックプレート除く)という仕様を持ち、一般家庭の2〜3人世帯向けにちょうど良いサイズ感です。
主な仕様として、冷蔵室135L/野菜室53L/冷凍室74Lという分割比率が公表されています。
また、年間消費電力量は237kWh/年という省エネ性も示されています。
さらに、「まんなか大容量冷凍室」「独立野菜室」「ガラス棚全段採用」「耐熱トップテーブル」など、使い勝手を高める機能も備えています。
収納力・冷凍室・野菜室の使いやすさ

まず、冷凍室が「まん中2段」または中央寄りに位置しており、冷蔵庫/野菜室とのバランスが良好です。ユーザーのレビューでも「冷凍庫が大きい」「冷凍食品をまとめて入れられて便利」という声が寄せられています。
野菜室は53Lと容量が確保されており、野菜をまとめ買いする家庭でも十分なスペース。独立野菜室という点が評価され、「野菜室のお掃除栓」付きという細かな配慮もポイントです。
ドアポケットには2Lペットボトルが4本入る設計という記載もあり、飲料の収納に強みがあります。大きめのガラス棚を全段に採用している点も、重量ある食材を安心して載せられるメリットです。
ただし、幅600mmという設計上、奥行685mmという寸法は設置スペースに余裕がないと「通路が狭く感じる」というレビューもあります。実際、設置時には“幅+奥行スペース”を確認しておくべきです。
省エネ性能・静音性・日常使いでの実感

AQR‑26R2の年間消費電力量237kWhという数値は、同容量帯の冷蔵庫として十分な省エネ性能と言えます。環境性能を重視する家庭にとっても安心材料です。
レビューでは「静音性が高く、夜間リビングにあっても気にならない」という声もあります。省エネ+静音という組み合わせは、単身〜少人数世帯でも快適に使える仕様です。
加えて、耐熱トップテーブル対応という点も見逃せません。上部にオーブンレンジを載せられる設計になっており、キッチンの高さや収納構成を工夫したい方には便利です。
デザイン・操作性・価格バランス

色展開として「ブライトシャンパン(N)」「ブライトダークシルバー(DS)」の2色があり、どちらも落ち着いた印象でインテリアに馴染みやすいデザインです。
操作パネルはシンプル設計で「設定しやすい」「直感的」というレビューも多く、冷蔵庫に慣れていない方でも使いやすそうです。
価格面では、同仕様の冷蔵庫が発売時期や店舗によっておおよそ7万円〜9万円台で推移しており、コストパフォーマンスも高め。価格比較サイトでも「最安価格:¥75,000〜」という記録があります。
メリット・デメリット・購入前のチェックポイント

メリット
- 冷凍室が大容量&使いやすい位置(まんなか)で、冷凍食品・まとめ買いに強い。
- 野菜室も独立&容量確保されており、野菜を多く使う家庭にも向く。
- 年間エネルギー消費量が抑えられ、省エネ・静音で日常使いに優しい。
- 幅600mmと設置しやすいサイズかつガラス棚&2Lペットボトル収納など細部の使いやすさが高い。
- 価格帯も手の届きやすいレンジであり、コストパフォーマンス良好。
デメリット
- 幅600mm・奥行685mmという寸法は、キッチンが狭めな住まいでは設置スペースを要確認。
- 「まんなか冷凍室」ゆえに、冷蔵室や野菜室の奥行き・見通しがやや劣るというレビューもあり。
- 最新モデルではないため、スマート機能(IoT連携・スマホ操作等)は非搭載で、シンプル志向の構成。
- 大型食材・背の高いボトル類を多く保存する場合、棚・ドアポケットの形状が合わないケースあり。
購入前には以下をチェックすると安心です:
- 設置予定スペース(幅+奥行+開きドア分)を事前に測定。
- 自分の冷凍・冷蔵・野菜の使い方に対して容量のバランス(135L/53L/74L)が合っているか。
- 色(N/DS)やドア開き方向(右開き)の仕様がキッチンに適合しているか。
- 購入時の価格・設置費用・搬入・古い冷蔵庫のリサイクル費用等を含めたトータルコストを確認。
まとめ:バランス重視なら有力候補としておすすめ

「AQR‑26R2」は、使いやすさ・収納力・省エネ性能・価格のバランスが非常に良い冷蔵庫です。特に2〜3人世帯やキッチンがあまり大きくないご家庭にとって、“使いやすく・無駄が少ない”一台と言えるでしょう。冷凍食品やまとめ買いを活用したい方にも、まんなか大容量冷凍室という強みがあります。
もちろん、設置スペースや収納する食材の種類・量によっては最適バランスが変わりますが、総合評価としては「コストを抑えつつ機能を確保したい」というニーズに応える十分なモデルです。冷蔵庫の買い替えを検討していて、“幅60cmクラス/3ドア/省エネ”という条件なら、AQR‑26R2は強く候補に挙げるべき一台と言えるでしょう。
※仕様・価格・付属条件などは購入時期・販売店により異なる場合があります。本レビューは2025年11月時点の公開情報およびユーザー評価をもとに記載しています。

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